マインドフルネスが役立つ5つの場面

生活にマインドルフルネスを取り入れてみませんか?シンプルなマインドフルネスのテクニックが役立つ5つの場面をご紹介します。さあ、肩の力を抜いて、試してみましょう。
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この数年で、マインドフルネスやマインドフルネスのテクニック、瞑想について聞く機会が増えてきたのではないでしょうか。誰もが日々の忙しさによるストレスや不安を感じながら、自由と心の平和への新しい道を探しています。その答えのひとつが、マインドフルネスでしょう。マインドフルネスとは、周りで起こっていることにまどわされることなく、「今、この瞬間」に意識を集中させる能力のことです。どんな人にでも生まれつき備わっている能力です。マインドフルネスのコンセプトは、瞑想と深く結びついていますが、どんな点で異なるのでしょうか?マインドフルネスを毎日の生活の一部にするために、どんなことができるのでしょう?さっそく探っていきましょう。

マインドフルネス VS 瞑想

マインドフルネス VS 瞑想

瞑想やヨガ、リラクゼーションでは似たようなテクニックが使われていますが、何がマインドフルネスで、何がそうでないのかを理解するのは簡単ではありません。今、この瞬間に存在するという、芸術とも言えるマインドフルネスでは、自分自身の内側を見つめます。考えすぎることなく自分自身をただ観察し、真実の自分を受け入れると、さまざまな感覚に気づき、パワーを感じることができます。それはまるで、自然界にあるものをそのまま受け入れながら、ゆったりと森の中を歩いているような気分です。

定期的にマインドフルネス瞑想を実践することで、自分自身をそのまま受け入れることができるようになります。自分の内面に目を向け始めると、今までかぶっていた仮面がはがれていくでしょう。自身を受け入れること、そして、必要がなくなったものを手放すことで、幸福にたどり着くことができます。

マインドフルネスが役立つ場面

マインドフルな状態になると、世界を新しい目線で見ることができるようになり、ストレスや不安のレベルが下がるでしょう。自分の思考がクリアになり、思い描く人生や人生の目的をより意識するでしょう。私たちの人生を制限する雑音や誤った考え、思い込みを消すことで、仕事でのパフォーマンスや洞察力にも良い影響が現れるでしょう。マインドフルネスを実践すると、血圧が下がり、記憶力が高まり、心臓病など慢性疾患のリスクを減らすということも証明されています。マインドフルネスのテクニックを受け入れて、毎日の生活の中に少しずつ瞑想を取り入れていくことで、結果的に人生の全ての側面において、さまざまな変化をもたらすことになります。

  • マインドフルネスを職場で活用する:マインドフルネスの実践は、スキルを研ぎ澄ませ、優先順位を明確にして、仕事と私生活のバランスを整えるのに役立ちます。何が緊急を要するのか、何が大切なのかを明確にして、それぞれに集中することができるようになります。気力と体力を消耗してしまうようなマルチタスキングはやめて、スピードを落としてみましょう。一つのことに集中できるよう、優先順位をつけるのです。それこそが生産性向上につながる真の鍵となるでしょう。マインドフルネスはエモーショナルインテリジェンス(感情知能)を高めると言われています。感情知能とは、自分の感情や感覚だけでなく、自分以外の人の感情や感覚も理解することができるようになる能力のことです。これは同僚や上司とより良い人間関係を築きいて、つながりを深めることにつながります。 
  • 家族との問題を解決する手がかりとなる:家族との暮らしというのは、心身ともにヘトヘトになったり、ストレスが溜まったり、目がまわるほど忙しかったり、ぶつかり合ってばかりだったりすることもあります。私自身、崩壊した家庭で育ちました。混乱、喧嘩、憎しみ、傷つけ合いというのが日々の生活の一部でした。崩壊した家庭で育った人は、弱さや不安定さ、そして異常なほどの繊細さやストレスを抱えていることもあります。しかし時が経つにつれ、私たちはお互いの間違いに気づき、自分の家族の本質に理解するようになります。マインドフルネスは、心の中に許しというものを受け入れる場所を作ってくれます。許し、忘れることができた時、私たちは成長することができます。そして許すことはさらにポジティブな変化をもたらします。受け入れ、憎しみを手放すことで、新しい場所へ向かう道が見えてきます。私自身、母親とは20年以上ぶつかり合いを続けてきましたが、マインドフルネスと瞑想を通して許すことを学び、今では思いやりと幸せに満ちた健全な関係に変化させることができました。
  • 他人との関係を改善させる:マインドフルネスが真実を見る手がかりとなることで、他人に対して疑いを持たなくなります。相手をありのまま受け入れることができるようになり、世界の見方はひとりひとり異なるのだということが理解できるようになります。マインドフルネスを実践することによって、お互いの違いを尊重する広い心を養い、より健全な人間関係を築くことができるようになります。嫉妬や、ライバル心、虚栄心、裏切りなどに対する理解も深まっていきます。さらに私たちは成長するにつれて、友人の輪の中で、自分にとって大切な人とだけ関係を続けて、悪影響を与えるような人とは関係を断つようになります。その結果、人間関係は驚くほどに改善されます。人を失望させることを恐れずに、自分を守るための境界線をきっちり引くことができるようになり、ストレスや期待、友人関係の理想像についてうまく向かい合うことができるようになります。さらに、深い瞑想の実践は、人生の中に慈悲や思いやり、そして感謝の心を生み出します。
他人との関係を改善させる
  • 自分への愛を高めて内側の幸福を理解する:幸せや喜び、内なる炎は、外からやってくるもので、誰かがもたらしてくれるものだと信じがちです。でも真の幸福というのは、実はあなたの内側にあるものです。幸福はすでに、あなたの中に確実に存在しているのです。そして、ポジティブな変化をもたらすような小さなステップや行動をとることで、毎日そこに足を踏み入れることができるのです。マインドフルネスを実践することで、自分自身をさらに愛する、というより自分自身をあるがままに愛することができるようになります。完璧な人などいません。私たちはみんな人間で、どこか欠けたところがあるのです。もちろん、人生という学校の中で、私たちは学び、成長し、変化する必要があります。でも自分でないものになろうと、自分に強制することはできません。誰もが、自分だけの場所や尊厳、美しさ、限界値を持っています。マインドフルネスを通して、内側の真実の美をとらえることができるようになり、私たちは完璧ではないし、完璧になる必要もないのだということを受け入れることができるようになります。
自分への愛を高めて内側の幸福を理解する

マインドフルネスは毎日簡単に実践することができます。瞑想をするための合宿に参加することが可能であれば、それも良いでしょう。しかし、必ずしも必要なわけではありません。まずは、簡単なマインドフルネスのテクニックを試してみてください。毎日5分、マインドフルネスのための時間を作ることで、その効果を実感できるでしょう。この記事を読んでくださっている皆さんは、すでにマインドフルネスの旅を始めているのです!

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